2024年3月2日に開催された、呉市焼山にある呉昭和高等学校の最後の卒業式、そして閉校式に参加して来ました。

呉昭和高等学校は1983年度に開校した普通科の高校。

41年の歴史に幕を下ろす本年度。 この日最後の卒業生63名が旅立ちました。

校長先生から生徒に卒業証書が渡され

『感謝の気持ちを忘れずありがとうの言える人になりましょう。これからも成長し続けて下さい』との言葉が贈られました。

そして、吹奏楽部の同窓生演奏による『未来予想図Ⅱ♪』と保護者・地域の方の拍手に送られての退場でした。

想いはさまざま

学校生活は最後の一年間はとても充実した日々だったと思います。

子ども達が希望した行事を色々実行していただき、その際には、先生方も手を抜かず楽しく盛り上げて下さったり、時にはサポート、そして舵をとって引っ張って下さいました。

子ども達も「あんなにやってくれる先生はいない」とすごく感謝していました。

これから先に、母校がなくなってるのはいつかさみしい気持ちになるのではと思ってしまいます。

と保護者の方がお話して下さいました。

閉校式

閉校式には体育館がいっぱいになるほどの同窓生や関係者の方たちが参加。

親子での参加も見受けられました。

41年間ありがとう　いつまでも忘れない

楽しかった学生時代でした。 通学時に豪雨で通行止めになったり、雪だったりで大変だった思い出があります。

教育実習でもこの学校に来た事が非常にいい思い出です。 と語ってくださった同窓生。

吹奏楽部の同窓生は、

今日の為に練習を重ねました。

今日を迎えるのはとても寂しいですが、これからも集まって何かしらして行きたいです。

と、語っておられました。

閉校記念碑除幕式

雪が舞い、本当に寒い一日でした。

にもかかわらず、たくさんの同窓生や地域の方が集まり最後の除幕式まで見守っていました。

昨年、閉校記念行事の取材の話で伺った際に

校長先生が『感謝』『楽しく終わらせたい』と言われていたのが大変印象に残っています。

そして卒業式にも『感謝』の気持ちがあふれていました。

閉校記念式典、卒業式、そして閉校式と参加させていただいた事で、母校を愛するみなさんの熱い想いを実感できた編集部です。

ご協力くださったみなさん、ありがとうございました！

始動

消えることはない　青春の記憶

消えゆく学舎での　沢山の思い出や出逢い

今　感謝の気持ちを胸に

新たな道へと　飛び立とう

(書道パフォーマンスより)

■閉校記念行事「呉昭和　感謝の集い～地域とともに41年」はこちらから