警視庁交渉課準備室課長となった真下（ユースケ・サンタマリア）が活躍する、ご存知「踊る大捜査線」の番外編。

クリスマス・イブ、緊急事態が発生。東京の地下鉄の最新実験車両が何者かに乗っ取られてしまう。そしてその犯人は「交渉人真下」に挑戦状をたたきつけた・・・

踊る大捜査線ファンなら、絶対に見逃せません。
事件の内容もさることながら、出てくるキャラがすごいです。特に木島刑事（寺島進）のインパクトの強いこと強いこと。
私は主演の真下さんよりも、この木島刑事の方に見入ってしまいました。
「あ、いるいる、こういう人！」「ああ見えても、ほんとはいい人なのよ」って思わせてくれるようなあの演技。最高です。

大物キャストがちょっとの役で登場しているのも見どころのひとつ。
印象に残るのは、一言も話さないのに、出てくるだけで観客の笑いがとれる西村雅彦（なんで笑われてしまうんだろう・・・？）、さてどこで出てくるのかは映画を見てからのお楽しみ。

そして、今回は画面には登場しませんが、青島刑事とすみれさん。名前が出てくるだけで、映画の中にいるような気がするのも、観ている私がすでに「踊る～」シリーズにどっぷり浸かっているってことでしょうか？

出てくる地下鉄の駅は、都内の人なら見覚えのあるあの駅ばかり。そこがまたストーリーに引き込まれてしまう要因かもしれません。クリスマスの時期という設定は、その時期にビデオが出るって考えてもいいのかな・・・？

青島刑事のいない「踊る大捜査線」、これもなかなかいけます。
真下正義に続き、夏に公開予定の「容疑者　室井慎次」も待ち遠しい！

「踊る」ファミリーは全員主役になっていくんでしょうかね？
とにかく今後もこのシリーズ、楽しみです！

text by...  たるぴ

2005/05/09